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女性学研究所公開講演会のご案内 

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第28回「女性史青山なを賞」記念講演会


〈個人〉からあぶりだす近代

−岩野 清・『青踏』・ジェンダー力学−


第28 回(2013年度)「女性史青山なを賞」受賞作:

坂井博美氏著「愛の争闘」のジェンダー力学
          −岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想

                  
(ぺりかん社、2012年12月刊)

受賞者による記念講演会

 日 時: 2013年1127日 (水) 13:20〜14:40
 会 場: 東京女子大学 23201教室 (23号館 2階)
 講 師: 坂井 博美氏 (本賞受賞者/大妻女子大学非常勤講師


◆講師のプロフィール

坂井 博美(さかい・ひろみ)氏: 1975年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科日本語日本文化専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。日本近現代史・ジェンダー史専攻。主要論文に、「女中雇用と近代家族・女性運動−1930年代日本を対象として」(『歴史評論』722号)などがある。『「愛の争闘」のジェンダー力学−岩野清と泡鳴の同棲・訴訟・思想』ぺりかん社(2012年)の業績により、第28回「女性史青山なを賞」を受賞された。
 受賞作が扱うのは、明治末から大正中期という近代家族の揺藍期。著者は、未だ新しい恋愛・結婚の規範が固定化されていない時期における「自由意思」の婚姻関係、具体的には女性活動家・岩野清の、自然主義作家・泡鳴との同棲−結婚−別居−訴訟−離婚というライフヒストリーを通じて、両性関係の「力学」の相互作用を浮き彫りにしながら、どのように新しい性道徳・法・女性論等が作り上げられていくのかを見ようとする。清と泡鳴との間に繰り広げられた訴訟は、妻から出された裁判闘争の最古の事例であった。本書は、清の小説『愛の争闘』という文学作品を積極的に用いて「生活感情」を組み込んだ歴史叙述を試みつつ、裁判資料を綿密に駆使して近代家族を志向する女性の闘いの一つのあり方を鮮やかに描出した。女性史研究に大きな一石を投じる、貴重な示唆に満ちた一冊である。

●申し込み不要です。直接会場までお越しください (聴講無料)。


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